雄鹿便所

脳から出たことを垂れ流す便所 全部極論持論です

第一回:9時間9人9つの扉 58点

第一回:9時間9人9つの扉(通称999)
購入ハード:Steam(PC)
価格:1021円 ※セール時 (善人シボウデスダブルパック)
ジャンル:脱出&ノベル

1.作品説明

姿なき犯人によって見知らぬ船内に閉じ込められた9人の生死をかけた脱出劇、通称"ノナリーゲーム"を描くサスペンスAVG。プレイヤーは密室に散りばめられた謎を解き、そこから脱出する方法について探っていく。ゲーム本編は"脱出パート"と"ノベルパート"を交互に繰り返すことで進行する。
脱出パートではナンバリングドアの先の密室において、気になる場所を調べて脱出方法を模索する。
ノベルパートでは、シナリオを読み進め、時折出現する選択肢を選んで物語に介入していくサウンドノベルがメイン。
<Amazon商品ページ参考>

 

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図1 DS発売時のパッケージ

 

2.評価

項目/満点 点数
ジャンル/40点 25点
ゲームデザイン/30点 15点
グラフィック/10点 8点
音楽/10点 5点
印象補正点/10点 5点
合計/100点 58点

 

 

 

先に示しておくが、この作品は3部作である。

999

善人シボウデス

TIME Dilemma

の構成で、一つやってもなにがなんだかわからんくなる点は多々ある。

999に関しても次の作品の伏線があり、

TIME Dilemmaに関しては過去作関係のオンパレードである。

もはや初見お断りレベル。しかも個人的評価は999が最も面白かった。

 

以下、999の評価

 

作品としては無難に面白い。

ジャンルとしての役目は十分に果たしていると思われる。

スパイクチュンらしく時折入るキャラの反応やギャグ、ネタ部分も申し分ない。

キャラも非常によい。女キャラめっちゃかわいい。

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システムに関しても脱出ゲーム初心者にもとっつきやすくわかりやすい。

 

問題は

シナリオ部分に割と無理がある点がいくつか見受けられるのと

部分的にスキップ不可能なシーンが入ること

謎解きとノベルのバランスが悪い(長いノベルの後に脱出パート連続など)

 

特にシナリオに関しては今作のシステムを使った面白いトリックがあったりするが

見過ごせないほど強引な点が後半ほどよく出てくる。

後半のシナリオの勢いはあるので誤魔化されるタイプの人間なら大丈夫かもしれないが

割と尋常じゃなく気になる。

あと説明がながい、wiki読んでる感じのシーンが散見する(個人的には気にならないが)

 

まあ、キャラかわいいし作品の持つ雰囲気も良い。

シナリオ読み進められるくらいには道中や終盤の展開は良い。

 

脱出パートに関しては不満もいくつかある。

しかし、正直私が脱出ゲーム向いてない気がするのであまり評価するのも…

逆に言えば向いてないと思いつつも最後までやったのでいいんじゃないかと

ゲーム内に随時使えるメモもあるのでまあ、問題ないやろ!

というか詰まったら攻略見ていいと思う。

 

単純な脱出ではなく、ノベルやキャラを楽しめるからこそのこの作品だと思うので。

 

暇ならやる価値はある。脱出ゲームしてみたいなら十分選択肢に入ると思われる。

安いし!

 

この後に2作品続くことは先述のとおりだが、

まあ、ここで終わっておくのが吉な感じがするのが正直な感想。